ライフゲームのLINEスタンプ作りました。よろしくお願いします。
最も一般の人に普及しているテキスト・コミュニケーションの手段としてあげられるものの1つはLINEだと思います。
LINEにはLINEスタンプというものがあり、任意の画像によって、簡便・迅速に意図を伝えることができます*1。
ここで、コミュニケーションにライフゲームの多様なパターンを使うことはできないだろうかと考えました。
たとえば、「時計」というパターンがあります。
時計 (ライフゲーム) - Wikipedia時計が動く様は時間の経過を意味しています。すなわち相手に時間の経過、たとえば「あなたは約束の時間に遅れている。私はあなたを待っていて時間を浪費している。」ことを端的に伝えることができると思われます。
調べてみたところLINEクリエイターズスタンプにライフゲームを用いたものはありませんでした。ブルーオーシャンですね。
また、LINEクリエイターズスタンプではAPNG形式の動画も認められています*2。ライフゲームのパターンは繰り返し動くものがあるので都合が良いです。
以上の動機からライフゲームのアニメーションスタンプを作ることにしました。
各コマのPNG画像は昔作ったJavascript製のライフゲームで作りました。
APNG Assemblerに入れてアニメーションにしていきます。
LINEクリエイターズマーケットというところに登録して、APNGをアップロードしていくと、スタンプができる。注意することとしては以下の3点。
- カラーモードをRGBにする必要がある
ライフゲームはグレースケールなので、imagemagickやAPNG Assemblerが気を利かせて勝手にカラーモードをグレースケールにされがちである。imagemagickを使うときは出力ファイル名の前にPNG00:を書くと抑止できます。 - サイズに関する認識違い
ガイドラインにアニメーションスタンプ画像「W320 x H270(最大)」と表記があるので、縦も横も240pxの画像で作ったらダメでした。薄く以下の表記があります。縦と横のサイズを同じにする場合は270×270pxにすると上手くいきます。
アニメーションスタンプに使う画像は、以下の条件を満たしている必要があります。
- よこ320px × たて270px以内
- よこ/たてのどちらかが270px以上
- 再生時間に関する認識違い
↑のガイドラインには書いてないんですが、再生時間を1秒、2秒、3秒、4秒のきっちりした時間にしないといけません。 APNG Assemblerの設定で切り抜けましょう。
· 最大再生時間は4秒です。単位は1、2、3、4秒のいずれかとなり、端数(1.5秒)単位は設定できません。
ガイドラインに沿って作り直して、アップロード。申請して1日経たずに許諾されました。素早い。
APNGの作り方を勉強できたのと、imagemagickをpowershellから動かしたりする方法を年末年始に勉強できたので良かったです。今回はアニメーションスタンプの最大登録数である24個を目指して作ったのですが、次は用途を限定した使いやすいスタンプを作りたいです。