いかたけの備忘録

忘れっぽい

酒を控えめにしている

忘年会がなくなり、12月中頃までは反動(?)で、土曜夜に家でしこたま酒を飲んで、日曜日は午前中は完全に寝ており、午後はほぼ虚無。といった生活になっていた。酒を飲むのがストレス解消になっている反面、寝ても満足感が少なくなり、胃腸が荒れるので、マイナス面が大きい。

年末年始(12/30~1/4)酒を控えようとして、缶1本だけにしてる。午前中に起床し/活動できるので、自由に使える時間が増えて良い。酒を飲み始めて10年ぐらい経つので、少し関係のあり方を変えても良いタイミングかもしれない。

 

今年読んだ本2020

マンガと雑誌は除きます。
簡易生活のすすめ 明治にストレスフリーな最高の生き方があった! (朝日新書)

 昔の人がどうやって生活していたのか一端を見ることができる。この本でしか触れられてなさそうな人々が取り上げられているのが良かった。

 

すごい物理学講義 (河出文庫)

すごい物理学講義 (河出文庫)

 

 確か、物理の大統一理論に関する本だったと思う。3月に読んだのでうろ覚え。物理の大統一理論で有名な、超ひも理論とは別の、ループ量子理論を進めている人の本。19世紀以降に時間や空間が統合されてきた流れが書かれている。

 

 こういうの好きなのでもっと出て欲しい。

 

 「昔は良かった」を批判する本が多い著者。筑摩書房の新書がKindleで8割引ぐらいになった時があって、大量に買った内の1つ。

買ったものの、まだ読み終わっていない本の方が多い。

 

転生したらスプレッドシートだった件

転生したらスプレッドシートだった件

 

id:mimemuracoffee 大先生の本。会社は行って適当に覚えたVLOOKUPしか知らなかったので、INDEX・MATCHをこの本で知った。イノウエが好きなのでラストシーンまでしっかり出てきてくれて嬉しい。

 

数学入門 (ちくま新書)

数学入門 (ちくま新書)

 

 難しかった気がする。(うろ覚え)

 

哲学入門 (ちくま新書)

哲学入門 (ちくま新書)

 

 

中国語の部屋」やイライザ(対話プログラム)も出てくる。

 

 「簡易生活」の人の本。今ではあんまり記録されていない明治期の大衆向けの本について書かれている。「最高の小説の世界」を紹介するので、20万字かけて「小説」1つについて書かれているわけではない。

  

アメリカン・ブッダ (ハヤカワ文庫JA)

アメリカン・ブッダ (ハヤカワ文庫JA)

 

アメリカ大陸で未曾有の災害が発生。取り残されたのは、仏教を信じ続けるインディアンだった。

というあらすじなので「"アメリカン・ブディスト"じゃないの?」と思って読みはじめましたが、ちゃんとブッダになってました。ちゃんとブッダって何?仏教の50億年みたいな途方もない概念をヴァーチャル世界で超えてくる描写が好き。

あと、最後の解説では、著者の戦国武将みたいなペンネームについても明かされている。

 

 酒飲んで吐きそうになりながら読みました。

 

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

  • 作者:斎藤 康毅
  • 発売日: 2016/09/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  

ゼロから作るDeep Learning ❷ ―自然言語処理編

ゼロから作るDeep Learning ❷ ―自然言語処理編

  • 作者:斎藤 康毅
  • 発売日: 2018/07/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 ソースコードオライリーのサイトからダウンロードできるので、さすがにゼロから作っていたりはしない。ゼロから作っているのを横から見る雰囲気。ただ、中身がどのように構成されているかを知るのには良いと思う。

 

 ディープラーニング検定のG検定を取るために読んだ。試験前日ぐらいにこの本だけでは試験範囲をカバーできないことを知って愕然とした。 

ikatake.hateblo.jp

 

 

この頃からKindleのハイライト機能を使うようになってきた。

マルクス にとって「 可能 な」 共産主義 とは、 国家 による 計画経済 などでは なく、 労働者 たち の アソシエーション で ある 協同組合 が 互いに 連合 し、 社会的 生産 を 調整 する、 その よう な システム で あっ た。

佐々木隆治. カール・マルクス ──「資本主義」と闘った社会思想家 (ちくま新書) (Kindle の位置No.2172-2174). 筑摩書房. Kindle 版.

っていうところが意外だった。サンジカリズムの方が目指していた方向っぽい。

終わりの方の章では、草稿やメモを頼りにマルクスが環境問題等に取り組んでいたことが書かれていてこの辺は全く知らなかった。

 

はじめての日本古代史 (ちくまプリマー新書)
 

半島や大陸の国との関係が悪化すると、国としての精度を急いで作らないといけない場面が出てきて、大変そうだった。 本の内容としては古代から武家ができるぐらいまでをまとめているので、重たい。「終わりに」で作者もこう書いている。

最後 まで 読ま れ た 方 は、 さぞや 難儀 な こと だっ た もの と 思う。

倉本一宏. はじめての日本古代史 (ちくまプリマー新書) (Kindle の位置No.4452). 筑摩書房. Kindle 版.

しかしながら、 歴史 という もの は、 ある程度、 詳しく 知ら ない と、 何 も 理解 も でき ない し、 まったく 面白く も ない ので ある。 私 自身 も そう で あっ た が、 中学 や 高校 で 習う 歴史 が つまらない のは、 単なる 歴史 用語 と 年表 の 暗記 に とどまっ て、 歴史 事象 の 背景 や つながり が、 まったく 説明 さ れ て い ない からで ある。

倉本一宏. はじめての日本古代史 (ちくまプリマー新書) (Kindle の位置No.4456-4459). 筑摩書房. Kindle 版.

豊か な 学問 の 成果 を まったく 無視 し た トン デモ 日本史 本 を 読ん だり する よりも、 よっぽど 楽しい し、 きっと 人生 の 糧 に なる はず で ある。 特に 近隣 諸国 との 関係 を 考える と、 お互い の 歴史 を 正しく 理解 する こと こそ、 正しい 関係 の 基礎 と なる もの で ある。

倉本一宏. はじめての日本古代史 (ちくまプリマー新書) (Kindle の位置No.4475-4477). 筑摩書房. Kindle 版.

藤原道長とかの権力のバックボーンがなんだったか、みたいな話が面白かった。あとは仮名文字の重要性がちらほら出てくる。

日本 における 仮名 の 発明 の 重要 性 は、 もっと 認識 さ れる べき 問題 で ある。

倉本一宏. はじめての日本古代史 (ちくまプリマー新書) (Kindle の位置No.71-72). 筑摩書房. Kindle 版.

 庶民 が 読み書き が できる という 条件 が、 その 国 の 歴史 の 発展 に いかに 大きな 影響 を 及ぼす か、 我々 は もっと 認識 し なけれ ば なら ない。 また、 中国 の 漢字 を 使用 し ながら も、 漢文 とは 異なる 方法 で 文字 を 表記 し て き た という こと は、 漢字 文化 からの 相対的 独立、 ひいては 意識 そのもの において も、 中華 世界 から 独立 し た 日本 独自 の 世界 を 構築 する こと に つながっ た ので ある。

倉本一宏. はじめての日本古代史 (ちくまプリマー新書) (Kindle の位置No.3699-3703). 筑摩書房. Kindle 版.

 

 「もう35歳なのにイマイチ金のことがよく判ってないな?」と思ったので買った。人生の到達点を考えて資産を考えていくと良い。と書かれていたので、人生の目標を定めることにした。

 

 

完全教祖マニュアル (ちくま新書)

完全教祖マニュアル (ちくま新書)

 

 あなたも教祖になれる!という触れ込みで、様々な宗教がどうやって信者を獲得したかなどの生き残り策を提示する本。実用(?)に即した宗教入門といった感じで読みやすい。

 

電源防衛戦争――電力をめぐる戦後史

電源防衛戦争――電力をめぐる戦後史

  • 作者:田中 聡
  • 発売日: 2019/09/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

戦後の電力を巡っての企業人・右翼・政治家などの本。当然GHQも出てくる。様々な形で訴訟・駆け引き・陰謀が出てくる。これだけの実弾が飛び交うということが、電力が人々に夢や希望(?)を与えている証左であるので、「たかが電気」とか言っている人に読んで欲しい。

良かった話は、官僚たちが「満州も台湾もなくなったので、いっちょ国内をキワキワまで開発したるか」(意訳)となる話と、電発を巡る国家統制派と地方分離派の話。

最初の原発を建設したぐらいで終ってしまうので、ここで書かれていた以後の話も纏めてほしい。

 

 

①肌の色から感情や病気を感知する、②前向きの2つの眼から得た視覚を統合して邪魔な物(鼻とか)を排除する、③ちょっと先を予見する(錯視が起こるメカニズムも説明)、④文字は自然界の境界面のパターンからできている。といった内容。④と同様のロジックを言語と音楽に拡張した内容の近著「脳と文明の暗号」もあって、こちらは今読んでいる途中。

 

脳が壊れた(新潮新書)

脳が壊れた(新潮新書)

 

積んでいた。「老人喰い」の著者で、アンダーグラウンドの若者に対して取材を重ねてきた著者が脳梗塞になる。そのときの症状やリハビリから発達障害などの人と高次脳機能障害との類似性を書いたりする。

発達障害に必要なのは精神科よりリハビリテーションでは、という意見が書かれているが、この辺は専門家ではないのでよく判らない。

 

ヨーロッパ近代史 (ちくま新書)

ヨーロッパ近代史 (ちくま新書)

 

酒を飲みながらチマチマ読んでいた。章ごとに主要人物を定めて、人物の周りで起きることを中心にして書いている。宗教改革あたりから出てきた「個人」の概念が拡大していって、民主主義や普通選挙に至る。今では民主主義や人権は当然のようにあるけれど、昔からすると普遍的な価値でもない。 

 

 全体の感想

内容を忘れている本が多いので、半年ぐらいで纏めた方が良い。

2020年

2020年、名ばかりプロジェクトリーダーになったり、給料が上がったりした。ほとんど仕事だけしていた。楽しいことはあんまりなかった。

コロナの情報を日々追っていたら、毎年受けてる電験3種の申し込みをすっかり忘れてしまった。代わりというわけではないけどディープラーニング検定のG検定を受けました。基本的なニューラルネットワークは大学の時に勉強していたので、なんとかなるやろ。と思っていたけど、出題範囲が広くて焦った。

なんとか合格していたのでヨシ。

 

旅行は1回だけ、広島県大久野島に行きました。昔の地図から消されていた旧軍の毒ガス製造工場の廃墟があります。あとウサギがいますがウサギには興味がない。

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電動アシスト自転車を借りて1~2時間ぐらいでサクッと回れる。この世の終わりのような風景が撮れるのでおすすめ。2020年で世が終わらなかったので、まだこの世は続きそうですね。

統合軍参謀マニュアル 読んだ

  • 初版が1987年なので書いてあることは、それなりに古い。
  • 書いてあることとしては、米軍とかNATOの組織構成や、作戦を作るときの手順が1つ。
  • もう1つは参謀の人が務めるときのやること、やってはいけないことが書いてある。これは普通のサラリーマンでも使えると思う。

  • 11章で構成されていて、それぞれの章はそんなに長くない。
  • 書き方が簡潔*1なので読みやすい。
  • 古いとはいえ米軍のマニュアルが2,800円で読めるの、お買い得だと思う。

 

統合軍参謀マニュアル

統合軍参謀マニュアル

 

 

*1:本の中に簡潔に書け。という話が書かれており、ちゃんと実践されている。

体重計を買った。

動機

スマートウォッチで脈拍や歩数を毎日計っているのに、体重を計る機会は銭湯に行ったときだけ、となっておりアンバランスな気がした。

機種

オムロンのHBF-225Tというのを買った。高速に計れる*1のと、Bluetoothでアプリにデータを移せるのが良い。

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アプリです。
機能

骨密度等も計れて、これらのデータを元に体年齢という指標を出してくれる。3月の体年齢の平均は27歳で、私は今34歳なので7歳分、体が若いということになる。7歳分若いと何が良いのかは特に判らない。

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体年齢です。

 

*1:宣伝文句としては「体重計に乗って4秒」らしい。