いかたけの備忘録

忘れっぽい

2月

2月は2回飲酒した。去年までは休前日には欠かさず飲酒していたので、飲酒回数でいうと1/5ぐらいになっている。

酒代が浮いた分で入浴剤を買って長風呂している。家計的にはトントンだと思う。 

飲酒していないと休日7時ぐらいから起きれて良い。布団を干したり、勉強の時間がとれる。3/26に電験3種の試験があるので追い込みの勉強をしている。

電験3種、もう10年ぐらい受験し続けているので、そろそろちゃんと合格したい。

読んだ:神津式 労働問題のレッスン

梅田の丸善ジュンク堂をうろついていたら見つけたので買った。

www.mainichibooks.com

まず、本書の構成について。前半が民進党*1の分裂。希望の党*2との合流騒動について記載されています。まあなんというか、完全にペースを握られてしまって大変そう…。といった感想でした。後半はサンデー毎日に連載していた内容をまとめたもので、かなりの犬好きということが判ります。

感想としては、正直なところ微妙でした。「労働問題のレッスン」というので職場でのトラブルなどに対する話が出てくるのかな、と思いきや、そういった内容は少しだけで、政治との関わりだったり、家族と犬猫の話だったので肩透かしでした*3

良かったところは3点ぐらいありましたので、引用します。

1.春闘について

昨今は「官製春闘」などという言葉が安易に使われており困ったものである。

労使交渉の現場で実際に苦労している人たちは、はっきり言ってこういう言葉を使い続けるマスコミ人を馬鹿にしている。

2.ストについて

賃金を上げるということは並大抵なことではない。世の中には、今どきの労働組合はストもやらず弱腰だから賃金も上がらないなどという議論もまかり通っているが、これもあまりに皮相的で正直言って話にならない。

徹底した話し合いによって妥協点を見出す今のやり方には蓄積があり根拠がある。

3.発信について

(連合を中心とした労働組合の)民主的労働運動においては、ベストの姿がすぐに実現できなくても(中略)ベターを実現し次につなげていく。はいつくばってでも成果を取る。少しでも前に進むことに価値観を持っている。

このあたりの労働運動の文化が世の中には伝わっていない。連合は、もっともっと社会的な発信力を高めていかなければならない。

連合の発信力は確かに低くて、本屋で労働組合の本を探すと全労連((共産党に近いと言われている(確か、公式ではない筈)))系の出版社:学習の友社の本は沢山あるものの、連合の出している本のようなものはあまり見当たりません。「高めていかなければならない。」と書かれているものの、この状況は出版当時(2018年)から変わっていないように思われます。

あとは自民や共産とは仲良くできないの?といったよくある質問についても説明しているので、気になる人は立ち読みしてみましょう。流石にそれを読むだけで1,000円はチョット高い。

書いてる途中に思い出したんですが、神津さんははてなブログを持っているんだった。これも発信力教化のための取り組みだったのかもしれない。

imoriki.hatenablog.com

やってみてどうだったのか、是非ともどこかで書いてほしい。それこそブログに書いてほしい。

*1:ああ、あったね。そういう党

*2:今どうなってるんだっけ、この党

*3:神津さんのファンの人だったら楽しく読めたのかもしれない

夢、ホテルか何かでゆっくりしていると、おじいさんが部屋に入ってきて「ちょっと良い時間になったら、こっちを手伝って欲しい」と言ってくる。

え、何その展開。どうやって部屋に入ってきた?と思ったら目が覚めたので、夢としては終わりです。

おじいさんは声はしゃがれていたけど、姿勢はシャキッとしてて怪しい感じはない。

あと、ホテルの部屋が広かった。東横インとかではない。

読んだ:「日本版ジョブ型」時代のキャリア戦略 38歳までに身につけたい働き方のかたち

メルカリで700円で買った。

www.hanmoto.com

今37.5歳なのでギリギリ間に合っている感じ。

日本版ジョブ型というのが曲者で、新卒一括採用・定年退職制度という入口と出口は維持しつつ、社内の人事処遇制度をジョブ型に寄せていくというイメージ。人事処遇制度がジョブ型になるというのは、今までだと、上から「○○さんは入社X年目だからボチボチ△△の仕事を経験してもらおうか」といった形から、「ウチの会社は来年度から○○の仕事をやります、つきましては仕事で△△のポジションの人を募集します。要件は~~経験のある人で…」といった感じ。*1

会社に入った人からすると、今までは会社任せだったキャリアを自分ごととして考える必要が出てきているということになります。といっても、この流れは「ジョブ型」云々というより、ここ20~30年ぐらいの人事処遇制度の流れのでもあります。本書でも触れられていますが、近年の人事処遇制度の改定における年功的運用のウェイトを減らしていく流れの1つとして「ジョブ型」が出てきていると捉えた方が、良いように思われます。

日本版ジョブ型が導入されていった後も、若年層については新卒一括採用・入社時研修・ある程度のローテーションが実施され、ここだけではあまり変化は無いように見えます。ただ、中年層になると、自ら志願しない限りは仕事が変わらなくなります。会社が意図的なローテーションをしなくなるので、別の仕事にチャレンジしていって経験値を上げる人と、同じ仕事・職場にいる人に2極分化すると予想しています。会社からするとドンドン挑戦してくれる人の方が有り難いので、そちらは給料が上がり、同じ仕事をずっとしてる人は賃金面では評価を上げづらくなります。

従って、若年層の割と保護の厚い内に経験値を貯めておいて、中年層以降で活躍につなげる、というのが本書ではある種のロールモデルとして提示されています。

当然、ボチボチ働いてボチボチ給料をもらうことも日本版ジョブ型では可能なので*2、どのように生きていくかと、どのように働いていくかを摺り合わせていくのが、これまで以上に重要になってくることとなります。

近年盛り上がっている「ジョブ型」の話について判りやすく解説されているので良かったと思います。

 

*1:内容を適当に要約しているので上記の表現が本書に記載されているわけではありません。

*2:ぼちぼちの給料がどの程度の額なのか、個別の話はおいておく

観た「ヒトラーのための虐殺会議」

ネタバレがあります。ん?この映画に対してのネタバレって何だろう。なんせヴァンゼー会議の内容は周知されてるし、議事録を元にした映画なので…まあ良いか。

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改札「この乗車券は使用できません。」

※近畿の私鉄ユーザーにしか判らないネタが書かれています。

PiTaPaを使っている。関東でいう、Pasmo的なやつである。関東でいうところのSUICAICOCAである。九州のSUGOCAがJRだったか私鉄だったかは覚えていない。

PiTaPaの特徴としてポストペイというのが挙げられる。だいたいの交通系ICカードは事前にチャージした分を改札を出るときに払うのだが、PiTaPaは後払いで毎月精算される。要するにクレジットカード的な使い方ができるのである。

クレジットカード的というか、中身がクレジットカードである(多分)。中身がクレジットカードなので、カードに有効期限があり、有効期限が近づくと新しいカードが送られてくる。クレジットカードなので。

クレジットカードは受け取ったことを、対面で確認する必要があるらしく、ポストに入れておいたり、置き配というわけにはいかないようである。

新しいPiTaPaの受け取りに、この間失敗し更に間の悪いことに、同時期に色々と通販やメルカリで届いた物の不在届が重なり、PiTaPaが送られてきた際の不在届を紛失した。たぶん間違えてゴミ箱にポイして捨ててしまい、今頃は焼却炉で燃やされて灰になっている。

不在届が燃やされていても、受取の連絡が無いだけなので、PiTaPaは運送会社の私の最寄りの支店でしばらく待機することになり、その後カード会社に返送され、カード会社が再び私の住所に送付する*1

そうこうしている間に、PiTaPaの有効期限が切れてしまった。有効期限が切れたPiTaPaを改札にかざすと改札に「この乗車券は使用できません。」と言われ、フラッパーが私の進行方向と垂直に閉じられてしまう。なぜか裏切られた気持ちになる。

やむを得ず切符を買うことになるになる。気がついた事として、ここ5年ぐらいは全く切符を買っていなかった。最近は日本中で交通系ICカードの相互利用ができるようになったので、チャージさえしておけば、どこでもICカードで楽に乗車できていた。

切符を買って電車に乗ると

  1. 行き先を決める。
  2. 行き先までの運賃を確認する。
  3. 行き先までの運賃と同じだけの金額の切符を購入する。多すぎても少なすぎてもダメ
  4. 切符を改札に通す。
  5. 乗車中に切符をなくさないようにする。
  6. 切符を改札に通す。

とかなり面倒だった。ICカードの場合

  1. 特に何も考えずに改札にカードをかざす。
  2. 特に何も考えずに電車に乗る。
  3. 特に何も考えずに改札にカードをかざす。

とかなり楽だということが判った。特に切符を買うプロセスだと1度は数字とカネを扱わないとダメなので面倒くささがある。それにしても、昔は頻繁にこんなに面倒なことをしていたのか!今はもう信じられない!といった気持ちになった。

*1:PiTaPaの場合、1回はリトライされるらしい。その後はどうなるのかは判らない。

1月

仕事始めのタイミングで胃腸がまあまあおかしくなり、かなり下痢気味となった。

明らかに仕事の負担がキャパシティを超えていることによる精神的ストレスが原因だったので、働きかけして、負担を下げて貰うことにした。このまま進めたら、私が関わっている複数の仕事が共倒れになってしまうので、1個を完全に諦めることにした。腹の調子が悪くなったので、ずっと禁酒してた。1月半ばに働きかけを行って、今は腹の調子も戻ってきたと思うが、飲酒すると翌日のスペックが下がりがちなので、何かのイベントでもない限りは、お酒飲まなくてもいいかなと思っている。

久々に映画見た。インド映画のRRRで、3時間あったが割とあっという間だった。内容としてはインド版のスクライドといった感じだった。

映画の終わり雰囲気だとインド独立はもうすぐ実現する感じだけど、実際は後30年ぐらいかかる*1ので、その後どうなるんだろうと思った。イギリス人総督の姪の人は、多分総督が後ろ盾になっていたと思うのだけれど、その後どうやって生きていくのだろうか。

最後に映画を見たのが去年の4月下旬で、その時は4Kリマスターの男たちの挽歌を観ていた 。最近の映画を観たのはだいたい1年ぶりかもしれない。

 

*1:フィクションに野暮なツッコミなのだが、RRRの作中は1920年で、インド・パキスタンの独立は1947年