いかたけの備忘録

忘れっぽい

住宅に関する本を読んだ。

30代後半になっても住宅というものに関して興味がなさ過ぎる。しかし、知識として知っておいた方がいいと思うので、図書館で本を借りて勉強していた。

今回紹介する本の中では一番おすすめです。著者は「無理して家を買わなくてもいい。」という立場。昔のように家の価値が上昇傾向ではないし、金利もこの先はいつか上がるだろうから。というのがその理由。家を買うのは目的ではなくて手段として捉えて、どうやったら幸福になれるかを考えましょうという内容。あと、買う前には徹底的に情報を足で稼ぐのが必要という事が書かれている。

おすすめ2。住宅ローンの借り方の話が面白かった。短い変動金利のローンと、長い固定金利のローンを2本立てで借りて、変動金利の方を繰り上げ返済してリスクを減らすといった方法。一般的な家計では、住宅費(住宅ローンの返済)と、子供の養育費(教育費)が大きなウェイトを占める。子供の養育費は大学入学時期が一番重くなるので、これより前に住宅ローンを軽くしておくと、年間支出を平準化できる。年間支出を平準化し、給料の収入でやりくりできる範囲に押さえ込めば、追加で借金する必要がなくなる。といった内容。なので人生設計とローンの返済計画をリンクさせるのが重要。まあ、個人的に役立てるところはありませんが。

不動産業界の用語や、仕事内容:どういった取引があるか、どのように情報を仕入れているか等について解説している。

マンションの設備についての本で、業界の中の人に向けた入門書っぽい。買う側の人は読む必要は無さそう。

分譲マンションでは区分所有者の賛同で大規模修繕や建替をやってるけどが上手くいかなくなるのではという内容で、早めにマンションを解体するまでの超長期の修繕計画を立てておきましょう。という内容。

↑と重複するところもあり、タワーマンションだと区分所有者の数が多いので、更に大変そう。あと、災害時に停電すると為す術がない。あまり数字を根拠にせず、ちょっと危機を煽りすぎな書きっぷりもある。最初に挙げた「家を買いたくなったら」ではタワマン低階層がおすすめされていた。(高階層より安いけど、共用サービスは変わらないという理由。)

一般の住宅の本ではない。図書館の建築や住宅の棚を探していたら、見つけた。スイスにある289mのダムとか、オランダの灌漑設備が良い。はてなブログでも投稿してる人の本。

hachim.hateblo.jp

「住生活基本計画」の解説で、統計データや政策目標などについて書かれている。問題意識としては人口減少・空き家の増加・優良な既存住宅の確保といった感じを受けた。普通に家を買う人が読む本ではなさそう。