いかたけの備忘録

忘れっぽい

読んだ本2022年8月から12月

7月まではこちら。

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今年はほとんど漫画を読まずに過ごしていた。フィクションを摂取できるキャパシティが無い気がしていて、ストーリーがあるものを読めない。今年はブクログによると54冊読んだようです。

CO2を使ってメタンを作るのをメタネーション、それで作られたメタンをe-メタンというとのことで、その実現に向けた研究状況などが紹介されている。ガス燃料をどのようにカーボンニュートラルにもっていくか、というのが課題で、

  1. (カーボンニュートラルな方法で作られた)水素に置き換えちゃう
  2. ガス燃料を燃やす分のCO2を取引で相殺する
  3. CO2からメタンを作って使う事で、燃料ガスとしてはCO2排出を相殺する

といった策が考えられています。都市ガスとかのガス導管を通して使う事を考えると、1.は設備の大規模な取っ替え工事が必要になってコストが厳しい。*12.だと取引価格が予見できないとコスト見通しが立たないのでしんどいですね。で、3.のメタネーションを考えていきましょう。という流れです。大きな課題としてはCO2からメタンを作る場所を、国際的にどうするかというところのようで、技術面と並んで国際的な取り決めをどうするか、という方向も一筋縄ではいかなそうです。

あまり記憶になく、おそらく以前読んだ「等級制度の教科書」とわりとオーバーラップしているため、新しい知見が無かったからと思われます。逆に考えると以前読んだ内容を多少は覚えていたという事で、えらい。

陸自で戦車隊の隊長とかしていた人が書いた本です。本のガイドブックなので、各国の軍の教令などから、ベトナム戦争PTSDを負った戦争心理学の本やらが掲載されています。この本で概要を知ってから読むのにチャレンジしても良さそう。

同じ著者の本を、ブックオフのキャンペーンがあったのも併せて買いました。この2冊でも、「名著」に挙がっている戦術論の「原則」に則って解説しています。なお、上田合戦(真田 vs 徳川)では、実際に合戦があった場所に赴いて、歩いて当地の地形を読み取ったりしているのが印象に残りました。

ストーリーのある物が読めないけど、100文字ぐらいなら読めました。沖縄に行ったときの飛行機の中で読みました。

戦争が始まって1年で10kgぐらい太った小泉先生の本。戦争の少し前からの経緯をなぞるかたちで記載されているので、既に忘れていたことにも気づかされました。ブチャの虐殺が見つかる前の停戦協議とか、記憶から抜けてました。そういえば、穀物輸出の合意は再開してから順調なのでしょうか…。忘れていたことというよりは、知らなかったことでいうと、ゼレンスキー大統領が戦争が始まるまではロシア語話者で、最近ウクライナ語でしゃべるようになったことがあります。

他、読んだタイミングで書いた記事はこちらに。

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*1:ちなみに、都市ガス設備の取っ替えはLNGを輸入して都市ガスの燃料構成が変わったときにも、一度行われてますが、今とは状況も異なるので厳しいのでは。という感じです。