いかたけの備忘録

忘れっぽい

読書感想文「負け戦でござる。北九州豊前国敗者列伝」

kyu.hanmoto.com

Twitterで一方的にフォローしてる人が「出張で見知らぬ土地に行ったときに書店で郷土誌のコーナーに行くと面白い」という話をしていて、確かにそれは面白そうだなと思って、こないだ北九州に行ったときに実際にやってみた。

本に載っている人は以下の通りで、平安時代から幕末まで、広く捉えている。豊前国とのつながりも人物それぞれで、その土地で生まれた人、他の土地で生まれて豊前で死んだ人、ちょっとゆかりが会った人など。様々である。

  1. 藤原広嗣
  2. 平 清経
  3. 杉 重良
  4. 宇都宮鎮房
  5. 後藤又兵衛
  6. 毛利勝永
  7. 細川興秋
  8. 佐々木小次郎
  9. 犬甘兵庫
  10. 小宮民部
  11. 郡 長正
  12. 杉生十郎

ちなみに私が本を読む前から知っていたのは後藤又兵衛毛利勝永で、大河ドラマ真田丸の影響ですね。戦国時代だと黒田長政に関連した人が多く、その流れで兵庫県のうち播磨国にゆかりのある人もちらほらいた。北九州と播州の意外なつながりを発見できて面白かったです。

あと、佐々木小次郎って、宮本武蔵と対決した記録には「巌流」としか載ってなくて、佐々木も小次郎も(それなりに理由付けはあるものの)後で付いた名前だとしてビックリしました、

小倉で買った本は3冊あり、1冊目に読んだ本が「これぞ郷土史」といった感じの本で良かった。