今年は39冊読んだそうです。
読書の記事を書いたのは7回らしいので、32冊は闇の中という計算になります。ちゃんと書いた方が良いですね。
読んだ本の中で感想が残っているのを振り返ってみようと思います。
「ファイト・クラブ」で有名な人の新作。ファイト・クラブが時代を先取りした感じの傑作だったからか、現実が酷くなってしまったからか、それほどの衝撃を感じなかった。
原子力発電所で働く人々 近藤 駿介(著/文) - ERC | 版元ドットコム
恵値流技(エネルギ-)四方山噺 / 青木 成文【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア
電力関係の古い本。上は98年、下は93年。原子力発電の扱いが昔からあまり良くなかった事などがわかるので、ちょっとした資料的価値があるかも知れない。ちなみに上の本は発電所に女性の従業員が採用されだしたあたりのようで、『○○課の紅一点』とか『××グループのマドンナ』といった化石的表現を読むことができる。
明治維新で帝国を作ったけど、国をまとめるために神話に頼っていったら、神話の方に依存しちゃって困っちゃったね…。といった内容でした(うろ覚え)。
結構分量があります。あと、あんまり家の外で読むのも…。という内容であったので、入浴中にチマチマ読む本として積んでいたところ、読み終わるまでに結構時間がかかってしまいました。筆者がインタビューして得た大量の事例に圧倒されました。ただ、どうしても事例がアメリカ中心になってしまうのが難しいところですね。このテーマで日本語の本は中々ないので貴重。
今年はこの1冊しか漫画読んでない気がしています。
「そういえばビジネスモデル全くわからんな…。」と思って読みました。
本「これはビジネスモデルを記述する、良い感じの方法です。更に、チームのモデルや個人のモデルを書くのにも適しています。」
— いかたけ (@ikatake) 2023年9月11日
私「なるほど、ちなみに個人のモデルってどうやって書くんですか?」
本「まず自分を商品(サービス)だと考え…」
私「ウワーッ!!!資本主義!!!!(失明)」
身についているかは疑問ですね…。
太陽光パネルのリサイクル事業者を取材して、リサイクルの工法とか、技術的な特徴を記載しています。他に取り上げた本が無いテーマであると思います。残念なところは1つめに、図が見づらいところです。本で見やすいサイズに改変して掲載していないので、図内の文字を読み取るのが困難な図が散見されます。2つめは誤字が散見されるところですね。
なんか翻訳ミスっぽいのを見つけた。太陽光パネルの話しなので、「セル」だと思う。p.141 pic.twitter.com/YzCddzGq0O
— いかたけ (@ikatake) 2023年9月13日
昭和前半ではテロ・暗殺が発生したときに、一般の人々から賞賛されていた事が結構あったらしいのですが。それに至る背景や空気感が余り説明されておらず、理解できないところが残っています。別の本では解説されているのかも知れませんので、もう少し勉強の余地がありそうです。
馬と猫が可愛いので皆さん買いましょう。ちなみに、hontoのアプリで見ると、書店によって「写真集」の棚の「動物写真」コーナーに置いてあったり。「ギャンブル」の棚の「競馬」コーナーに置いてあったりするようで、探すのが大変かも知れません。
印象に残っているのは2点
- イスラム圏では労働組合がなく、その理由としてイスラム法で「1つの組織にリーダーは1人だけ」というのがあり、労働組合を作るとその原理原則に反するから。
- ドイツなどEU圏ではよく(日本との差異として)知られるように産業別の労働組合が主流なんですが、企業内の交渉の主体として、ワークス・カウンシルというのがある。
経済学難しいですね…。さらっと読んだので、式の意味とかを噛みしめたり、出てきた概念を図に記載しながら、もう1回読んだ方が良いかもしれません。ちなみに、以下のリンクで全文読めるそうです。ブクログの感想欄で知りました。
Keynes "General Theory" Digest
15年ぐらい前に東京都知事候補の政見放送で有名になった人を西日本新聞の記者が取材した本。本の中でも触れられているんですが、外山恒一が異常に物持ちが良いそうです。本の中でも、30年前のビラ・機関誌が掲載されています。最後の方に外山恒一が、我々の世代は武力闘争をせずにオモシロ路線で良かったけど、今後はオモシロ路線だけでは厳しいのでは。といった事を言っていて、少し怖いですね…。